Today 2023年11月27日 - 2023年12月01日

11月27日

2ヨハネ 1

2ヨハネ 1:1 長《ちょう》老《ろう》から、選《えら》ばれた夫《ふ》人《じん》とその子《こ》どもたちへ。私はあなたがたをほんとうに愛《あい》しています。私だけでなく、真《しん》理《り》を知《し》っている人《ひと》々《びと》がみな、そうです。
2ヨハネ 1:2 このことは、私たちのうちに宿《やど》る真《しん》理《り》によることです。そして真《しん》理《り》はいつまでも私たちとともにあります。
2ヨハネ 1:3 真《しん》理《り》と愛《あい》のうちに、父《ちち》なる神《かみ》と御《み》父《ちち》の御《み》子《こ》イエス・キリストからの恵《めぐ》みとあわれみと平《へい》安《あん》は、私たちとともにあります。
2ヨハネ 1:4 あなたの子《こ》どもたちの中《なか》に、御《み》父《ちち》から私たちが受《う》けた命《めい》令《れい》のとおりに真《しん》理《り》のうちを歩《あゆ》んでいる人《ひと》たちがあるのを知《し》って、私は非《ひ》常《じょう》に喜《よろこ》んでいます。
2ヨハネ 1:5 そこで夫《ふ》人《じん》よ。お願《ねが》いしたいことがあります。それは私が新《あたら》しい命《めい》令《れい》を書《か》くのではなく、初《はじ》めから私たちが持《も》っていたものなのですが、私たちが互《たが》いに愛《あい》し合《あ》うということです。
2ヨハネ 1:6 愛《あい》とは、御《み》父《ちち》の命《めい》令《れい》に従《したが》って歩《あゆ》むことであり、命《めい》令《れい》とは、あなたがたが初《はじ》めから聞《き》いているとおり、愛《あい》のうちを歩《あゆ》むことです。
2ヨハネ 1:7 なぜお願《ねが》いするかと言《い》えば、人《ひと》を惑《まど》わす者《もの》、すなわち、イエス・キリストが人《ひと》として来《こ》られたことを告《こく》白《はく》しない者《もの》が大《おお》ぜい世《よ》に出《で》て行《い》ったからです。こういう者《もの》は惑《まど》わす者《もの》であり、反《はん》キリストです。
2ヨハネ 1:8 よく気《き》をつけて、私たちの労《ろう》苦《く》の実《み》をだいなしにすることなく、豊《ゆた》かな報《むく》いを受《う》けるようになりなさい。
2ヨハネ 1:9 だれでも行《ゆ》き過《す》ぎをして、キリストの教《おし》えのうちにとどまらない者《もの》は、神《かみ》を持《も》っていません。その教《おし》えのうちにとどまっている者《もの》は、御《み》父《ちち》をも御《み》子《こ》をも持《も》っています。
2ヨハネ 1:10 あなたがたのところに来《く》る人《ひと》で、この教《おし》えを持《も》って来《こ》ない者《もの》は、家《いえ》に受《う》け入《い》れてはいけません。その人《ひと》にあいさつのことばをかけてもいけません。
2ヨハネ 1:11 そういう人《ひと》にあいさつすれば、その悪《わる》い行《おこな》いをともにすることになります。
2ヨハネ 1:12 あなたがたに書《か》くべきことがたくさんありますが、紙《かみ》と墨《すみ》でしたくはありません。あなたがたのところに行《い》って、顔《かお》を合《あ》わせて語《かた》りたいと思《おも》います。私たちの喜《よろこ》びが全《まった》きものとなるためにです。
2ヨハネ 1:13 選《えら》ばれたあなたの姉《し》妹《まい》の子《こ》どもたちが、あなたによろしくと言《い》っています。

11月28日

3ヨハネ 1

3ヨハネ 1:1 長《ちょう》老《ろう》から、愛《あい》するガイオへ。私はあなたをほんとうに愛《あい》しています。
3ヨハネ 1:2 愛《あい》する者《もの》よ。あなたが、たましいに幸《さいわ》いを得《え》ているようにすべての点《てん》でも幸《さいわ》いを得《え》、また健《けん》康《こう》であるように祈《いの》ります。
3ヨハネ 1:3 兄《きょう》弟《だい》たちがやって来《き》ては、あなたが真《しん》理《り》に歩《あゆ》んでいるその真《しん》実《じつ》を証《しょう》言《げん》してくれるので、私は非《ひ》常《じょう》に喜《よろこ》んでいます。
3ヨハネ 1:4 私の子《こ》どもたちが真《しん》理《り》に歩《あゆ》んでいることを聞《き》くことほど、私にとって大《おお》きな喜《よろこ》びはありません。
3ヨハネ 1:5 愛《あい》する者《もの》よ。あなたが、旅《たび》をしているあの兄《きょう》弟《だい》たちのために行《おこな》っているいろいろなことは、真《しん》実《じつ》な行《おこな》いです。
3ヨハネ 1:6 彼《かれ》らは教《きょう》会《かい》の集《あつ》まりであなたの愛《あい》についてあかししました。あなたが神《かみ》にふさわしいしかたで彼《かれ》らを次《つぎ》の旅《たび》に送《おく》り出《だ》してくれるなら、それはりっぱなことです。
3ヨハネ 1:7 彼《かれ》らは御《み》名《な》のために出《で》て行《い》きました。異《い》邦《ほう》人《じん》からは何《な》も《に》受《う》けていません。
3ヨハネ 1:8 ですから、私たちはこのような人《ひと》々《びと》をもてなすべきです。そうすれば、私たちは真《しん》理《り》のために彼《かれ》らの同《どう》労《ろう》者《しゃ》となれるのです。
3ヨハネ 1:9 私は教《きょう》会《かい》に対《たい》して少《すこ》しばかり書《か》き送《おく》ったのですが、彼《かれ》らの中《なか》でかしらになりたがっているデオテレペスが、私たちの言《い》うことを聞《き》き入《い》れません。
3ヨハネ 1:10 それで、私が行《い》ったら、彼《かれ》のしている行《こう》為《い》を取《と》り上《あ》げるつもりです。彼《かれ》は意《い》地《じ》悪《わる》いことばで私たちをののしり、それでもあきたらずに、自《じ》分《ぶん》が兄《きょう》弟《だい》たちを受《う》け入《い》れないばかりか、受《う》け入《い》れたいと思《おも》う人《ひと》々《びと》の邪《じゃ》魔《ま》をし、教《きょう》会《かい》から追《お》い出《だ》しているのです。
3ヨハネ 1:11 愛《あい》する者《もの》よ。悪《あく》を見《み》ならわないで、善《ぜん》を見《み》ならいなさい。善《ぜん》を行《おこな》う者《もの》は神《かみ》から出《で》た者《もの》であり、悪《あく》を行《おこな》う者《もの》は神《かみ》を見《み》たことのない者《もの》です。
3ヨハネ 1:12 デメテリオはみなの人《ひと》からも、また真《しん》理《り》そのものからも証《しょう》言《げん》されています。私たちも証《しょう》言《げん》します。私たちの証《しょう》言《げん》が真《しん》実《じつ》であることは、あなたも知《し》っているところです。
3ヨハネ 1:13 あなたに書《か》き送《おく》りたいことがたくさんありましたが、筆《ふで》と墨《すみ》でしたくはありません。
3ヨハネ 1:14 間《ま》もなくあなたに会《あ》いたいと思《おも》います。そして顔《かお》を合《あ》わせて話《はな》し合《あ》いましょう。
3ヨハネ 1:15 平《へい》安《あん》があなたにありますように。友《ゆう》人《じん》たちが、あなたによろしくと言《い》っています。そちらの友《ゆう》人《じん》たちひとりひとりによろしく言《い》ってください。

11月29日

ユダ 1

ユダ 1:1 イエス・キリストのしもべであり、ヤコブの兄《きょう》弟《だい》であるユダから、父《ちち》なる神《かみ》にあって愛《あい》され、イエス・キリストのために守《まも》られている、召《め》された方《かた》々《がた》へ。
ユダ 1:2 どうか、あわれみと平《へい》安《あん》と愛《あい》が、あなたがたの上《うえ》に、ますます豊《ゆた》かにされますように。
ユダ 1:3 愛《あい》する人《ひと》々《びと》。私はあなたがたに、私たちがともに受《う》けている救《すく》いについて手《て》紙《がみ》を書《か》こうとして、あらゆる努《ど》力《りょく》をしていましたが、聖《せい》徒《と》にひとたび伝《つた》えられた信《しん》仰《こう》のために戦《たたか》うよう、あなたがたに勧《すす》める手《て》紙《がみ》を書《か》く必《ひつ》要《よう》が生《しょう》じました。
ユダ 1:4 というのは、ある人《ひと》々《びと》が、ひそかに忍《しの》び込《こ》んで来《き》たからです。彼《かれ》らは、このようなさばきに会《あ》うと昔《むかし》から前《まえ》もってしるされている人《ひと》々《びと》で、不《ふ》敬《けい》虔《けん》な者《もの》であり、私たちの神《かみ》の恵《めぐ》みを放《ほう》縦《じゅう》に変《か》えて、私たちの唯《ゆい》一《いつ》の支《し》配《はい》者《しゃ》であり主《しゅ》であるイエス・キリストを否《ひ》定《てい》する人《ひと》たちです。
ユダ 1:5 あなたがたは、すべてのことをすっかり知《し》っているにしても、私はあなたがたに思《おも》い出《だ》させたいことがあるのです。それは主《しゅ》が、民《たみ》をエジプトの地《ち》から救《すく》い出《だ》し、次《つぎ》に、信《しん》じない人《ひと》々《びと》を滅《ほろ》ぼされたということです。
ユダ 1:6 また、主《しゅ》は、自《じ》分《ぶん》の領《りょう》域《いき》を守《まも》らず、自《じ》分《ぶん》のおるべき所《ところ》を捨《す》てた御《み》使《つか》いたちを、大《おお》いなる日《ひ》のさばきのために、永《えい》遠《えん》の束《そく》縛《ばく》をもって、暗《くら》やみの下《した》に閉《と》じ込《こ》められました。
ユダ 1:7 また、ソドム、ゴモラおよび周《しゅう》囲《い》の町《まち》々《まち》も彼《かれ》らと同《おな》じように、好《こう》色《しょく》にふけり、不《ふ》自《し》然《ぜん》な肉《にく》欲《よく》を追《お》い求《もと》めたので、永《えい》遠《えん》の火《ひ》の刑《けい》罰《ばつ》を受《う》けて、みせしめにされています。
ユダ 1:8 それなのに、この人《ひと》たちもまた同《おな》じように、夢《ゆめ》見《み》る者《もの》であり、肉《にく》体《たい》を汚《けが》し、権《けん》威《い》ある者《もの》を軽《かろ》んじ、栄《さか》えある者《もの》をそしっています。
ユダ 1:9 御《み》使《つか》いのかしらミカエルは、モーセのからだについて、悪《あく》魔《ま》と論《ろん》じ、言《い》い争《あらそ》ったとき、あえて相《あい》手《て》をののしり、さばくようなことはせず、「主《しゅ》があなたを戒《いまし》めてくださるように」と言《い》いました。
ユダ 1:10 しかし、この人《ひと》たちは、自《じ》分《ぶん》には理《り》解《かい》もできないことをそしり、わきまえのない動《どう》物《ぶつ》のように、本《ほん》能《のう》によって知《し》るような事《こと》がらの中《なか》で滅《ほろ》びるのです。
ユダ 1:11 ああ。彼《かれ》らはカインの道《みち》を行《い》き、利《り》益《えき》のためにバラムの迷《まよ》いに陥《おちい》り、コラのようにそむいて滅《ほろ》びました。
ユダ 1:12 彼《かれ》らは、あなたがたの愛《あい》餐《さん》のしみです。恐《おそ》れげもなくともに宴《えん》を張《は》りますが、自《じ》分《ぶん》だけを養《やしな》っている者《もの》であり、風《かぜ》に吹《ふ》き飛《と》ばされる、水《みず》のない雲《くも》、実《み》を結《むす》ばない、枯《か》れに枯《か》れて、根《ね》こそぎにされた秋《あき》の木《き》、
ユダ 1:13 自《じ》分《ぶん》の恥《はじ》のあわをわき立《た》たせる海《うみ》の荒《あら》波《なみ》、さまよう星《ほし》です。まっ暗《くら》なやみが、彼《かれ》らのために永《えい》遠《えん》に用《よう》意《い》されています。
ユダ 1:14 アダムから七代《だい》目《め》のエノクも、彼《かれ》らについて預《よ》言《げん》してこう言《い》っています。「見《み》よ。主《しゅ》は千万の聖《せい》徒《と》を引《ひ》き連《つ》れて来《こ》られる。
ユダ 1:15 すべての者《もの》にさばきを行《おこな》い、不《ふ》敬《けい》虔《けん》な者《もの》たちの、神《かみ》を恐《おそ》れずに犯《おか》した行《こう》為《い》のいっさいと、また神《かみ》を恐《おそ》れない罪《つみ》人《びと》どもが主《しゅ》に言《い》い逆《さか》らった無《ぶ》礼《れい》のいっさいとについて、彼《かれ》らを罪《つみ》に定《さだ》めるためである。」
ユダ 1:16 彼《かれ》らはぶつぶつ言《い》う者《もの》、不《ふ》平《へい》を鳴《な》らす者《もの》で、自《じ》分《ぶん》の欲《よく》望《ぼう》のままに歩《あゆ》んでいます。その口《くち》は大《おお》きなことを言《い》い、利《り》益《えき》のためにへつらって人《ひと》をほめるのです。
ユダ 1:17 愛《あい》する人《ひと》々《びと》よ。私たちの主《しゅ》イエス・キリストの使《し》徒《と》たちが、前《まえ》もって語《かた》ったことばを思《おも》い起《お》こしてください。
ユダ 1:18 彼《かれ》らはあなたがたにこう言《い》いました。「終《お》わりの時《とき》には、自《じ》分《ぶん》の不《ふ》敬《けい》虔《けん》な欲《よく》望《ぼう》のままにふるまう、あざける者《もの》どもが現《あらわ》れる。」
ユダ 1:19 この人《ひと》たちは、御《み》霊《たま》を持《も》たず、分《ぶん》裂《れつ》を起《お》こし、生《う》まれつきのままの人《にん》間《げん》です。
ユダ 1:20 しかし、愛《あい》する人《ひと》々《びと》よ。あなたがたは、自《じ》分《ぶん》の持《も》っている最《もっと》も聖《きよ》い信《しん》仰《こう》の上《うえ》に自《じ》分《ぶん》自《じ》身《しん》を築《きず》き上《あ》げ、聖《せい》霊《れい》によって祈《いの》り、
ユダ 1:21 神《かみ》の愛《あい》のうちに自《じ》分《ぶん》自《じ》身《しん》を保《たも》ち、永《えい》遠《えん》のいのちに至《いた》らせる、私たちの主《しゅ》イエス・キリストのあわれみを待《ま》ち望《のぞ》みなさい。
ユダ 1:22 疑《うたが》いを抱《いだ》く人《ひと》々《びと》をあわれみ、
ユダ 1:23 火《ひ》の中《なか》からつかみ出《だ》して救《すく》い、またある人《ひと》々《びと》を、恐《おそ》れを感《かん》じながらあわれみ、肉《にく》によって汚《けが》されたその下《した》着《ぎ》さえも忌《い》みきらいなさい。
ユダ 1:24 あなたがたを、つまずかないように守《まも》ることができ、傷《きず》のない者《もの》として、大《おお》きな喜《よろこ》びをもって栄《えい》光《こう》の御《み》前《まえ》に立《た》たせることのできる方《かた》に、
ユダ 1:25 すなわち、私たちの救《すく》い主《ぬし》である唯《ゆい》一《いつ》の神《かみ》に、栄《えい》光《こう》、尊《そん》厳《げん》、支《し》配《はい》、権《けん》威《い》が、私たちの主《しゅ》イエス・キリストを通《とお》して、永《えい》遠《えん》の先《さき》にも、今《いま》も、また世《よ》々《よ》限《かぎ》りなくありますように。アーメン。

11月30日

黙示録 1

黙示録 1:1 イエス・キリストの黙《もく》示《し》。これは、すぐに起《お》こるはずの事《こと》をそのしもべたちに示《しめ》すため、神《かみ》がキリストにお与《あた》えになったものである。そしてキリストは、その御《み》使《つか》いを遣《つか》わして、これをしもべヨハネにお告《つ》げになった。
黙示録 1:2 ヨハネは、神《かみ》のことばとイエス・キリストのあかし、すなわち、彼《かれ》の見《み》たすべての事《こと》をあかしした。
黙示録 1:3 この預《よ》言《げん》のことばを朗《ろう》読《どく》する者《もの》と、それを聞《き》いて、そこに書《か》かれていることを心《こころ》に留《と》める人《ひと》々《びと》は幸《さいわ》いである。時《とき》が近《ちか》づいているからである。
黙示録 1:4 ヨハネから、アジヤにある七つの教《きょう》会《かい》へ。今《いま》いまし、昔《むかし》いまし、後《のち》に来《こ》られる方《かた》から、また、その御《み》座《ざ》の前《まえ》におられる七つの御《み》霊《たま》から、
黙示録 1:5 また、忠《ちゅう》実《じつ》な証《しょう》人《にん》、死《し》者《しゃ》の中《なか》から最《さい》初《しょ》によみがえられた方《かた》、地《ち》上《じょう》の王《おう》たちの支《し》配《はい》者《しゃ》であるイエス・キリストから、恵《めぐ》みと平《へい》安《あん》が、あなたがたにあるように。イエス・キリストは私たちを愛《あい》して、その血《ち》によって私たちを罪《つみ》から解《と》き放《はな》ち、
黙示録 1:6 また、私たちを王《おう》国《こく》とし、ご自《じ》分《ぶん》の父《ちち》である神《かみ》のために祭《さい》司《し》としてくださった方《かた》である。キリストに栄《えい》光《こう》と力《ちから》とが、とこしえにあるように。アーメン。
黙示録 1:7 見《み》よ、彼《かれ》が、雲《くも》に乗《の》って来《こ》られる。すべての目《め》、ことに彼《かれ》を突《つ》き刺《さ》した者《もの》たちが、彼《かれ》を見《み》る。地《ち》上《じょう》の諸《しょ》族《ぞく》はみな、彼《かれ》のゆえに嘆《なげ》く。しかり。アーメン。
黙示録 1:8 神《かみ》である主《しゅ》、今《いま》いまし、昔《むかし》いまし、後《のち》に来《こ》られる方《かた》、万《ばん》物《ぶつ》の支《し》配《はい》者《しゃ》がこう言《い》われる。「わたしはアルファであり、オメガである。」
黙示録 1:9 私ヨハネは、あなたがたの兄《きょう》弟《だい》であり、あなたがたとともにイエスにある苦《く》難《なん》と御《み》国《くに》と忍《にん》耐《たい》とにあずかっている者《もの》であって、神《かみ》のことばとイエスのあかしとのゆえに、パトモスという島《しま》にいた。
黙示録 1:10 私は、主《しゅ》の日《ひ》に御《み》霊《たま》に感《かん》じ、私のうしろにラッパの音《おと》のような大《おお》きな声《こえ》を聞《き》いた。
黙示録 1:11 その声《こえ》はこう言《い》った。「あなたの見《み》ることを巻《ま》き物《もの》にしるして、七つの教《きょう》会《かい》、すなわち、エペソ、スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、フィラデルフィヤ、ラオデキヤに送《おく》りなさい。」
黙示録 1:12 そこで私は、私に語《かた》りかける声《こえ》を見《み》ようとして振《ふ》り向《む》いた。振《ふ》り向《む》くと、七つの金《きん》の燭《しょく》台《だい》が見《み》えた。
黙示録 1:13 それらの燭《しょく》台《だい》の真《ま》ん中《なか》には、足《あし》までたれた衣《ころも》を着《き》て、胸《むね》に金《きん》の帯《おび》を締《し》めた、人《ひと》の子《こ》のような方《かた》が見《み》えた。
黙示録 1:14 その頭《あたま》と髪《かみ》の毛《け》は、白《しろ》い羊《よう》毛《もう》のように、また雪《ゆき》のように白《しろ》く、その目《め》は、燃《も》える炎《ほのお》のようであった。
黙示録 1:15 その足《あし》は、炉《ろ》で精《せい》錬《れん》されて光《ひか》り輝《かがや》くしんちゅうのようであり、その声《こえ》は大《おお》水《みず》の音《おと》のようであった。
黙示録 1:16 また、右《みぎ》手《て》に七つの星《ほし》を持《も》ち、口《くち》からは鋭《するど》い両《りょう》刃《ば》の剣《つるぎ》が出《で》ており、顔《かお》は強《つよ》く照《て》り輝《かがや》く太《たい》陽《よう》のようであった。
黙示録 1:17 それで私は、この方《かた》を見《み》たとき、その足《あし》もとに倒《たお》れて死《し》者《しゃ》のようになった。しかし彼《かれ》は右《みぎ》手《て》を私の上《うえ》に置《お》いてこう言《い》われた。「恐《お》れ《そ》るな。わたしは、最《さい》初《しょ》であり、最《さい》後《ご》であり、
黙示録 1:18 生《い》きている者《もの》である。わたしは死《し》んだが、見《み》よ、いつまでも生《い》きている。また、死《し》とハデスとのかぎを持《も》っている。
黙示録 1:19 そこで、あなたの見《み》た事《こと》、今《いま》ある事《こと》、この後《のち》に起《お》こる事《こと》を書《か》きしるせ。
黙示録 1:20 わたしの右《みぎ》の手《て》の中《なか》に見《み》えた七つの星《ほし》と、七つの金《きん》の燭《しょく》台《だい》について、その秘《ひ》められた意《い》味《み》を言《い》えば、七つの星《ほし》は七つの教《きょう》会《かい》の御《み》使《つか》いたち、七つの燭《しょく》台《だい》は七つの教《きょう》会《かい》である。

12月01日

黙示録 2

黙示録 2:1 エペソにある教《きょう》会《かい》の御《み》使《つか》いに書《か》き送《おく》れ。『右《みぎ》手《て》に七つの星《ほし》を持《も》つ方《かた》、七つの金《きん》の燭《しょく》台《だい》の間《あいだ》を歩《ある》く方《かた》が言《い》われる。
黙示録 2:2 「わたしは、あなたの行《おこな》いとあなたの労《ろう》苦《く》と忍《にん》耐《たい》を知《し》っている。また、あなたが、悪《わる》い者《もの》たちをがまんすることができず、使《し》徒《と》と自《じ》称《しょう》しているが実《じつ》はそうでない者《もの》たちをためして、その偽《いつわ》りを見《み》抜《ぬ》いたことも知《し》っている。
黙示録 2:3 あなたはよく忍《にん》耐《たい》して、わたしの名《な》のために耐《た》え忍《しの》び、疲《つか》れたことがなかった。
黙示録 2:4 しかし、あなたには非《ひ》難《なん》すべきことがある。あなたは初《はじ》めの愛《あい》から離《はな》れてしまった。
黙示録 2:5 それで、あなたは、どこから落《お》ちたかを思《おも》い出《だ》し、悔《く》い改《あらた》めて、初《はじ》めの行《おこな》いをしなさい。もしそうでなく、悔《く》い改《あらた》めることをしないならば、わたしは、あなたのところに行《い》って、あなたの燭《しょく》台《だい》をその置《お》かれた所《ところ》から取《と》りはずしてしまおう。
黙示録 2:6 しかし、あなたにはこのことがある。あなたはニコライ派《は》の人《ひと》々《びと》の行《おこな》いを憎《にく》んでいる。わたしもそれを憎《にく》んでいる。
黙示録 2:7 耳《みみ》のある者《もの》は御《み》霊《たま》が諸《しょ》教《きょう》会《かい》に言《い》われることを聞《き》きなさい。勝《しょう》利《り》を得《え》る者《もの》に、わたしは神《かみ》のパラダイスにあるいのちの木《き》の実《み》を食《た》べさせよう。」』
黙示録 2:8 また、スミルナにある教《きょう》会《かい》の御《み》使《つか》いに書《か》き送《おく》れ。『初《は》め《じ》であり、終《お》わりである方《かた》、死《し》んで、また生《い》きた方《かた》が言《い》われる。
黙示録 2:9 「わたしは、あなたの苦《くる》しみと貧《まず》しさとを知《し》っている。‐‐しかしあなたは実《じっ》際《さい》は富《と》んでいる‐‐またユダヤ人《じん》だと自《じ》称《しょう》しているが、実《じつ》はそうでなく、かえってサタンの会《かい》衆《しゅう》である人《ひと》たちから、ののしられていることも知《し》っている。
黙示録 2:10 あなたが受《う》けようとしている苦《くる》しみを恐《おそ》れてはいけない。見《み》よ。悪《あく》魔《ま》はあなたがたをためすために、あなたがたのうちのある人《ひと》たちを牢《ろう》に投《な》げ入《い》れようとしている。あなたがたは十《とお》日《か》の間《あいだ》苦《くる》しみを受《う》ける。死《し》に至《いた》るまで忠《ちゅう》実《じつ》でありなさい。そうすれば、わたしはあなたにいのちの冠《かんむり》を与《あた》えよう。
黙示録 2:11 耳《みみ》のある者《もの》は御《み》霊《たま》が諸《しょ》教《きょう》会《かい》に言《い》われることを聞《き》きなさい。勝《しょう》利《り》を得《え》る者《もの》は、決《けっ》して第《だい》二の死《し》によってそこなわれることはない。」』
黙示録 2:12 また、ペルガモにある教《きょう》会《かい》の御《み》使《つか》いに書《か》き送《おく》れ。『鋭《す》い《るど》、両《りょう》刃《ば》の剣《つるぎ》を持《も》つ方《かた》がこう言《い》われる。
黙示録 2:13 「わたしは、あなたの住《す》んでいる所《ところ》を知《し》っている。そこにはサタンの王《おう》座《ざ》がある。しかしあなたは、わたしの名《な》を堅《かた》く保《たも》って、わたしの忠《ちゅう》実《じつ》な証《しょう》人《にん》アンテパスがサタンの住《す》むあなたがたのところで殺《ころ》されたときでも、わたしに対《たい》する信《しん》仰《こう》を捨《す》てなかった。
黙示録 2:14 しかし、あなたには少《すこ》しばかり非《ひ》難《なん》すべきことがある。あなたのうちに、バラムの教《おし》えを奉《ほう》じている人《ひと》々《びと》がいる。バラムはバラクに教《おし》えて、イスラエルの人《ひと》々《びと》の前《まえ》に、つまずきの石《いし》を置《お》き、偶《ぐう》像《ぞう》の神《かみ》にささげた物《もの》を食《た》べさせ、また不《ふ》品《ひん》行《こう》を行《おこな》わせた。
黙示録 2:15 それと同《おな》じように、あなたのところにもニコライ派《は》の教《おし》えを奉《ほう》じている人《ひと》々《びと》がいる。
黙示録 2:16 だから、悔《く》い改《あらた》めなさい。もしそうしないなら、わたしは、すぐにあなたのところに行《い》き、わたしの口《くち》の剣《つるぎ》をもって彼《かれ》らと戦《たたか》おう。
黙示録 2:17 耳《みみ》のある者《もの》は御《み》霊《たま》が諸《しょ》教《きょう》会《かい》に言《い》われることを聞《き》きなさい。わたしは勝《しょう》利《り》を得《え》る者《もの》に隠《かく》れたマナを与《あた》える。また、彼《かれ》に白《しろ》い石《いし》を与《あた》える。その石《いし》には、それを受《う》ける者《もの》のほかはだれも知《し》らない、新《あたら》しい名《な》が書《か》かれている。」』
黙示録 2:18 また、テアテラにある教《きょう》会《かい》の御《み》使《つか》いに書《か》き送《おく》れ。『燃《も》える炎《ほのお》のような目《め》を持《も》ち、その足《あし》は光《ひか》り輝《かがや》くしんちゅうのような、神《かみ》の子《こ》が言《い》われる。
黙示録 2:19 「わたしは、あなたの行《おこな》いとあなたの愛《あい》と信《しん》仰《こう》と奉《ほう》仕《し》と忍《にん》耐《たい》を知《し》っており、また、あなたの近《ちか》ごろの行《おこな》いが初《はじ》めの行《おこな》いにまさっていることも知《し》っている。
黙示録 2:20 しかし、あなたには非《ひ》難《なん》すべきことがある。あなたは、イゼベルという女《おんな》をなすがままにさせている。この女《おんな》は、預《よ》言《げん》者《しゃ》だと自《じ》称《しょう》しているが、わたしのしもべたちを教《おし》えて誤《あやま》りに導《みちび》き、不《ふ》品《ひん》行《こう》を行《おこな》わせ、偶《ぐう》像《ぞう》の神《かみ》にささげた物《もの》を食《た》べさせている。
黙示録 2:21 わたしは悔《く》い改《あらた》める機《き》会《かい》を与《あた》えたが、この女《おんな》は不《ふ》品《ひん》行《こう》を悔《く》い改《あらた》めようとしない。
黙示録 2:22 見《み》よ。わたしは、この女《おんな》を病《やまい》の床《とこ》に投《な》げ込《こ》もう。また、この女《おんな》と姦《かん》淫《いん》を行《おこな》う者《もの》たちも、この女《おんな》の行《おこな》いを離《はな》れて悔《く》い改《あらた》めなければ、大《おお》きな患《かん》難《なん》の中《なか》に投《な》げ込《こ》もう。
黙示録 2:23 また、わたしは、この女《おんな》の子《こ》どもたちをも死《し》病《びょう》によって殺《ころ》す。こうして全《ぜん》教《きょう》会《かい》は、わたしが人《ひと》の思《お》い《も》と心《こころ》を探《さぐ》る者《もの》であることを知《し》るようになる。また、わたしは、あなたがたの行《おこな》いに応《おう》じてひとりひとりに報《むく》いよう。
黙示録 2:24 しかし、テアテラにいる人《ひと》たちの中《なか》で、この教《おし》えを受《う》け入《い》れておらず、彼《かれ》らの言《い》うサタンの深《ふか》いところをまだ知《し》っていないあなたがたに言《い》う。わたしはあなたがたに、ほかの重《おも》荷《に》を負《お》わせない。
黙示録 2:25 ただ、あなたがたの持《も》っているものを、わたしが行《い》くまで、しっかりと持《も》っていなさい。
黙示録 2:26 勝《しょう》利《り》を得《え》る者《もの》、また最《さい》後《ご》までわたしのわざを守《まも》る者《もの》には、諸《しょ》国《こく》の民《たみ》を支《し》配《はい》する権《けん》威《い》を与《あた》えよう。
黙示録 2:27 彼《かれ》は、鉄《てつ》の杖《つえ》をもって土《つち》の器《うつわ》を打《う》ち砕《くだ》くようにして彼《か》ら《れ》を治《おさ》める。わたし自《じ》身《しん》が父《ちち》から支《し》配《はい》の権《けん》威《い》を受《う》けているのと同《おな》じである。
黙示録 2:28 また、彼《かれ》に明《あ》けの明《みょう》星《じょう》を与《あた》えよう。
黙示録 2:29 耳《みみ》のある者《もの》は御《み》霊《たま》が諸《しょ》教《きょう》会《かい》に言《い》われることを聞《き》きなさい。」』
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