Today 2023年3月06日 - 2023年3月10日 3月06日 | ルカ 23月07日 | ルカ 33月08日 | ルカ 43月09日 | ルカ 53月10日 | ルカ 6 3月06日ルカ 2 ルカ 2:1 そのころ、全《ぜん》世《せ》界《かい》の住《じゅう》民《みん》登《とう》録《ろく》をせよという勅《ちょく》令《れい》が、皇《こう》帝《てい》アウグストから出《で》た。ルカ 2:2 これは、クレニオがシリヤの総《そう》督《とく》であったときの最《さい》初《しょ》の住《じゅう》民《みん》登《とう》録《ろく》であった。ルカ 2:3 それで、人《ひと》々《びと》はみな、登《とう》録《ろく》のために、それぞれ自《じ》分《ぶん》の町《まち》に向《む》かって行《い》った。ルカ 2:4 ヨセフもガリラヤの町《まち》ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町《まち》へ上《のぼ》って行《い》った。彼《かれ》は、ダビデの家《か》系《けい》であり血《ち》筋《すじ》でもあったので、ルカ 2:5 身《み》重《おも》になっているいいなずけの妻《つま》マリヤもいっしょに登《とう》録《ろく》するためであった。ルカ 2:6 ところが、彼《かれ》らがそこにいる間《あいだ》に、マリヤは月《つき》が満《み》ちて、ルカ 2:7 男《だん》子《し》の初《うい》子《ご》を産《う》んだ。それで、布《ぬの》にくるんで、飼《かい》葉《ば》おけに寝《ね》かせた。宿《やど》屋《や》には彼《かれ》らのいる場《ば》所《しょ》がなかったからである。ルカ 2:8 さて、この土《と》地《ち》に、羊《ひつじ》飼《か》いたちが、野《の》宿《じゅく》で夜《よ》番《ばん》をしながら羊《ひつじ》の群《む》れを見《み》守《まも》っていた。ルカ 2:9 すると、主《しゅ》の使《つか》いが彼《かれ》らのところに来《き》て、主《しゅ》の栄《えい》光《こう》が回《まわ》りを照《て》らしたので、彼《かれ》らはひどく恐《おそ》れた。ルカ 2:10 御《み》使《つか》いは彼《かれ》らに言《い》った。「恐《お》れ《そ》ることはありません。今《いま》、私はこの民《たみ》全《ぜん》体《たい》のためのすばらしい喜《よろこ》びを知《し》らせに来《き》たのです。ルカ 2:11 きょうダビデの町《まち》で、あなたがたのために、救《すく》い主《ぬし》がお生《う》まれになりました。この方《かた》こそ主《しゅ》キリストです。ルカ 2:12 あなたがたは、布《ぬの》にくるまって飼《かい》葉《ば》おけに寝《ね》ておられるみどりごを見《み》つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」ルカ 2:13 すると、たちまち、その御《み》使《つか》いといっしょに、多《おお》くの天《てん》の軍《ぐん》勢《ぜい》が現《あらわ》れて、神《かみ》を賛《さん》美《び》して言《い》った。ルカ 2:14 「いと高《たか》き所《ところ》に、栄《えい》光《こう》が、神《かみ》にあるように。地《ち》の上《うえ》に、平《へい》和《わ》が、御《み》心《こころ》にかなう人《ひと》々《びと》にあるように。」ルカ 2:15 御《み》使《つか》いたちが彼《かれ》らを離《はな》れて天《てん》に帰《かえ》ったとき、羊《ひつじ》飼《か》いたちは互《たが》いに話《はな》し合《あ》った。「さあ、ベツレヘムに行《い》って、主《しゅ》が私たちに知《し》らせてくださったこの出《で》来《き》事《ごと》を見《み》て来《こ》よう。」ルカ 2:16 そして急《いそ》いで行《い》って、マリヤとヨセフと、飼《かい》葉《ば》おけに寝《ね》ておられるみどりごとを捜《さが》し当《あ》てた。ルカ 2:17 それを見《み》たとき、羊《ひつじ》飼《か》いたちは、この幼《おさな》子《ご》について告《つ》げられたことを知《し》らせた。ルカ 2:18 それを聞《き》いた人《ひと》たちはみな、羊《ひつじ》飼《か》いの話《はな》したことに驚《おどろ》いた。ルカ 2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心《こころ》に納《おさ》めて、思《おも》いを巡《めぐ》らしていた。ルカ 2:20 羊《ひつじ》飼《か》いたちは、見《み》聞《き》きしたことが、全《ぜん》部《ぶ》御《み》使《つか》いの話《はなし》のとおりだったので、神《かみ》をあがめ、賛《さん》美《び》しながら帰《かえ》って行《い》った。ルカ 2:21 八《よう》日《か》が満《み》ちて幼《おさな》子《ご》に割《かつ》礼《れい》を施《ほどこ》す日《ひ》となり、幼《おさな》子《ご》はイエスという名《な》で呼《よ》ばれることになった。胎《たい》内《ない》に宿《やど》る前《まえ》に御《み》使《つか》いがつけた名《な》である。ルカ 2:22 さて、モーセの律《りっ》法《ぽう》による彼《かれ》らのきよめの期《き》間《かん》が満《み》ちたとき、両《りょう》親《しん》は幼《おさな》子《ご》を主《しゅ》にささげるために、エルサレムへ連《つ》れて行《い》った。ルカ 2:23 ‐‐それは、主《しゅ》の律《りっ》法《ぽう》に「母《は》の《は》胎《たい》を開《ひら》く男《だん》子《し》の初《うい》子《ご》は、すべて、主《しゅ》に聖《せい》別《べつ》された者《もの》、と呼《よ》ばれなければならない」と書《か》いてあるとおりであった‐‐ルカ 2:24 また、主《しゅ》の律《りっ》法《ぽう》に「山《やま》ばと一つがい、または、家《いえ》ばとのひな二羽《わ》」と定《さだ》められたところに従《したが》って犠《ぎ》牲《せい》をささげるためであった。ルカ 2:25 そのとき、エルサレムにシメオンという人《ひと》がいた。この人《ひと》は正《ただ》しい、敬《けい》虔《けん》な人《ひと》で、イスラエルの慰《なぐさ》められることを待《ま》ち望《のぞ》んでいた。聖《せい》霊《れい》が彼《かれ》の上《うえ》にとどまっておられた。ルカ 2:26 また、主《しゅ》のキリストを見《み》るまでは、決《けっ》して死《し》なないと、聖《せい》霊《れい》のお告《つ》げを受《う》けていた。ルカ 2:27 彼《かれ》が御《み》霊《たま》に感《かん》じて宮《みや》に入《はい》ると、幼《おさな》子《ご》イエスを連《つ》れた両《りょう》親《しん》が、その子《こ》のために律《りっ》法《ぽう》の慣《かん》習《しゅう》を守《まも》るために、入《はい》って来《き》た。ルカ 2:28 すると、シメオンは幼《おさな》子《ご》を腕《うで》に抱《だ》き、神《かみ》をほめたたえて言《い》った。ルカ 2:29 「主《しゅ》よ。今《いま》こそあなたは、あなたのしもべを、みことばどおり、安《やす》らかに去《さ》らせてくださいます。ルカ 2:30 私の目《め》があなたの御《み》救《すく》いを見《み》たからです。ルカ 2:31 御《み》救《すく》いはあなたが万《ばん》民《みん》の前《まえ》に備《そな》えられたもので、ルカ 2:32 異《い》邦《ほう》人《じん》を照《て》らす啓《けい》示《じ》の光《ひかり》、御《み》民《たみ》イスラエルの光《こう》栄《えい》です。」ルカ 2:33 父《ちち》と母《はは》は、幼《おさな》子《ご》についていろいろ語《かた》られる事《こと》に驚《おどろ》いた。ルカ 2:34 また、シメオンは両《りょう》親《しん》を祝《しゅく》福《ふく》し、母《はは》マリヤに言《い》った。「ご覧《らん》なさい。この子《こ》は、イスラエルの多《おお》くの人《ひと》が倒《たお》れ、また、立《た》ち上《あ》がるために定《さだ》められ、また、反《はん》対《たい》を受《う》けるしるしとして定《さだ》められています。ルカ 2:35 剣《つるぎ》があなたの心《こころ》さえも刺《さ》し貫《つらぬ》くでしょう。それは多《おお》くの人《ひと》の心《こころ》の思《おも》いが現《あらわ》れるためです。」ルカ 2:36 また、アセル族《ぞく》のパヌエルの娘《むすめ》で女《おん》預《なよ》言《げん》者《しゃ》のアンナという人《ひと》がいた。この人《ひと》は非《ひ》常《じょう》に年《とし》をとっていた。処《しょ》女《じょ》の時《じ》代《だい》のあと七年《ねん》間《かん》、夫《おっと》とともに住《す》み、ルカ 2:37 その後《のち》やもめになり、八十四歳《さい》になっていた。そして宮《みや》を離《はな》れず、夜《よる》も昼《ひる》も、断《だん》食《じき》と祈《いの》りをもって神《かみ》に仕《つか》えていた。ルカ 2:38 ちょうどこのとき、彼《かの》女《じょ》もそこにいて、神《かみ》に感《かん》謝《しゃ》をささげ、そして、エルサレムの贖《あがな》いを待《ま》ち望《のぞ》んでいるすべての人《ひと》々《びと》に、この幼《おさな》子《ご》のことを語《かた》った。ルカ 2:39 さて、彼《かれ》らは主《しゅ》の律《りっ》法《ぽう》による定《さだ》めをすべて果《は》たしたので、ガリラヤの自《じ》分《ぶん》たちの町《まち》ナザレに帰《かえ》った。ルカ 2:40 幼《おさな》子《ご》は成《せい》長《ちょう》し、強《つよ》くなり、知《ち》恵《え》に満《み》ちていった。神《かみ》の恵《めぐ》みがその上《うえ》にあった。ルカ 2:41 さて、イエスの両《りょう》親《しん》は、過《すぎ》越《こし》の祭《まつ》りには毎《まい》年《ねん》エルサレムに行《い》った。ルカ 2:42 イエスが十二歳《さい》になられたときも、両《りょう》親《しん》は祭《まつ》りの慣《かん》習《しゅう》に従《したが》って都《みやこ》へ上《のぼ》り、ルカ 2:43 祭《まつ》りの期《き》間《かん》を過《す》ごしてから、帰《き》路《ろ》についたが、少《しょう》年《ねん》イエスはエルサレムにとどまっておられた。両《りょう》親《しん》はそれに気《き》づかなかった。ルカ 2:44 イエスが一《いっ》行《こう》の中《なか》にいるものと思《おも》って、一日《にち》の道《みち》のりを行《い》った。それから、親《しん》族《ぞく》や知《ち》人《じん》の中《なか》を捜《さが》し回《まわ》ったが、ルカ 2:45 見《み》つからなかったので、イエスを捜《さが》しながら、エルサレムまで引《ひ》き返《かえ》した。ルカ 2:46 そしてようやく三《みっ》日《か》の後《のち》に、イエスが宮《みや》で教《きょう》師《し》たちの真《ま》ん中《なか》にすわって、話《はなし》を聞《き》いたり質《しつ》問《もん》したりしておられるのを見《み》つけた。ルカ 2:47 聞《き》いていた人《ひと》々《びと》はみな、イエスの知《ち》恵《え》と答《こた》えに驚《おどろ》いていた。ルカ 2:48 両《りょう》親《しん》は彼《かれ》を見《み》て驚《おどろ》き、母《はは》は言《い》った。「まあ、あなたはなぜ私たちにこんなことをしたのです。見《み》なさい。父《ち》上《ちう》も《え》私も、心《しん》配《ぱい》してあなたを捜《さが》し回《まわ》っていたのです。」ルカ 2:49 するとイエスは両《りょう》親《しん》に言《い》われた。「どうしてわたしをお捜《さが》しになったのですか。わたしが必《かなら》ず自《じ》分《ぶん》の父《ちち》の家《い》に《え》いることを、ご存《ぞん》じなかったのですか。」ルカ 2:50 しかし両《りょう》親《しん》には、イエスの話《はな》されたことばの意《い》味《み》がわからなかった。ルカ 2:51 それからイエスは、いっしょに下《くだ》って行《い》かれ、ナザレに帰《かえ》って、両《りょう》親《しん》に仕《つか》えられた。母《はは》はこれらのことをみな、心《こころ》に留《と》めておいた。ルカ 2:52 イエスはますます知《ち》恵《え》が進《すす》み、背《せ》たけも大《おお》きくなり、神《かみ》と人《ひと》とに愛《あい》された。 3月07日ルカ 3 ルカ 3:1 皇《こう》帝《てい》テベリオの治《ち》世《せい》の第《だい》十五年《ねん》、ポンテオ・ピラトがユダヤの総《そう》督《とく》、ヘロデがガリラヤの国《こく》主《しゅ》、その兄《きょう》弟《だい》ピリポがイツリヤとテラコニテ地《ち》方《ほう》の国《こく》主《しゅ》、ルサニヤがアビレネの国《こく》主《しゅ》であり、ルカ 3:2 アンナスとカヤパが大《だい》祭《さい》司《し》であったころ、神《かみ》のことばが、荒《あら》野《の》でザカリヤの子《こ》ヨハネに下《くだ》った。ルカ 3:3 そこでヨハネは、ヨルダン川《がわ》のほとりのすべての地《ち》方《ほう》に行《い》って、罪《つみ》が赦《ゆる》されるための悔《く》い改《あらた》めに基《もと》づくバプテスマを説《と》いた。ルカ 3:4 そのことは預《よ》言《げん》者《しゃ》イザヤのことばの書《しょ》に書《か》いてあるとおりである。「荒《あ》野《らの》で叫《さけ》ぶ者《もの》の声《こえ》がする。『主《しゅ》の道《みち》を用《よう》意《い》し、主《しゅ》の通《とお》られる道《みち》をまっすぐにせよ。ルカ 3:5 すべての谷《たに》はうずめられ、すべての山《やま》と丘《おか》とは低《ひく》くされ、曲《ま》がった所《ところ》はまっすぐになり、でこぼこ道《みち》は平《たい》らになる。ルカ 3:6 こうして、あらゆる人《ひと》が、神《かみ》の救《すく》いを見《み》るようになる。』」ルカ 3:7 それで、ヨハネは、彼《かれ》からバプテスマを受《う》けようとして出《で》て来《き》た群《ぐん》衆《しゅう》に言《い》った。「まむしのすえたち。だれが必《かなら》ず来《く》る御《み》怒《いか》りをのがれるように教《おし》えたのか。ルカ 3:8 それならそれで、悔《く》い改《あらた》めにふさわしい実《み》を結《むす》びなさい。『われわれの父《ちち》はアブラハムだ』などと心《こころ》の中《なか》で言《い》い始《はじ》めてはいけません。よく言《い》っておくが、神《かみ》は、こんな石《いし》ころからでも、アブラハムの子《し》孫《そん》を起《お》こすことがおできになるのです。ルカ 3:9 斧《おの》もすでに木《き》の根《ね》元《もと》に置《お》かれています。だから、良《よ》い実《み》を結《むす》ばない木《き》は、みな切《き》り倒《たお》されて、火《ひ》に投《な》げ込《こ》まれます。」ルカ 3:10 群《ぐん》衆《しゅう》はヨハネに尋《たず》ねた。「それでは、私たちはどうすればよいのでしょう。」ルカ 3:11 彼《かれ》は答《こた》えて言《い》った。「下《した》着《ぎ》を二枚《まい》持《も》っている者《もの》は、一つも持《も》たない者《もの》に分《わ》けなさい。食《た》べ物《もの》を持《も》っている者《もの》も、そうしなさい。」ルカ 3:12 取《しゅ》税《ぜい》人《にん》たちも、バプテスマを受《う》けに出《で》て来《き》て、言《い》った。「先《せん》生《せい》。私たちはどうすればよいのでしょう。」ルカ 3:13 ヨハネは彼《かれ》らに言《い》った。「決《き》められたもの以《い》上《じょう》には、何《なに》も取《と》り立《た》ててはいけません。」ルカ 3:14 兵《へい》士《し》たちも、彼《かれ》に尋《たず》ねて言《い》った。「私たちはどうすればよいのでしょうか。」ヨハネは言《い》った。「だれからも、力《ちから》ずくで金《かね》をゆすったり、無《む》実《じつ》の者《もの》を責《せ》めたりしてはいけません。自《じ》分《ぶん》の給《きゅう》料《りょう》で満《まん》足《ぞく》しなさい。」ルカ 3:15 民《みん》衆《しゅう》は救《すく》い主《ぬし》を待《ま》ち望《のぞ》んでおり、みな心《こころ》の中《なか》で、ヨハネについて、もしかするとこの方《かた》がキリストではあるまいか、と考《かんが》えていたので、ルカ 3:16 ヨハネはみなに答《こた》えて言《い》った。「私は水《みず》であなたがたにバプテスマを授《さず》けています。しかし、私よりもさらに力《ちから》のある方《かた》がおいでになります。私などは、その方《かた》のくつのひもを解《と》く値《ね》うちもありません。その方《かた》は、あなたがたに聖《せい》霊《れい》と火《ひ》とのバプテスマをお授《さず》けになります。ルカ 3:17 また手《て》に箕《み》を持《も》って脱《だっ》穀《こく》場《じょう》をことごとくきよめ、麦《むぎ》を倉《くら》に納《おさ》め、殻《から》を消《き》えない火《ひ》で焼《や》き尽《つ》くされます。」ルカ 3:18 ヨハネは、そのほかにも多《おお》くのことを教《おし》えて、民《みん》衆《しゅう》に福《ふく》音《いん》を知《し》らせた。ルカ 3:19 さて国《こく》主《しゅ》ヘロデは、その兄《きょう》弟《だい》の妻《つま》ヘロデヤのことについて、また、自《じ》分《ぶん》の行《おこな》った悪《あく》事《じ》のすべてを、ヨハネに責《せ》められたので、ルカ 3:20 ヨハネを牢《ろう》に閉《と》じ込《こ》め、すべての悪《あく》事《じ》にもう一つこの悪《あく》事《じ》を加《くわ》えた。ルカ 3:21 さて、民《みん》衆《しゅう》がみなバプテスマを受《う》けていたころ、イエスもバプテスマをお受《う》けになり、そして祈《いの》っておられると、天《てん》が開《ひら》け、ルカ 3:22 聖《せい》霊《れい》が、鳩《はと》のような形《かたち》をして、自《じ》分《ぶん》の上《うえ》に下《くだ》られるのをご覧《らん》になった。また、天《てん》から声《こえ》がした。「あなたは、わたしの愛《あい》する子《こ》、わたしはあなたを喜《よろこ》ぶ。」ルカ 3:23 教《おし》えを始《はじ》められたとき、イエスはおよそ三十歳《さい》で、人《ひと》々《びと》からヨセフの子《こ》と思《おも》われていた。このヨセフは、ヘリの子《こ》、順《じゅん》次《じ》さかのぼって、ルカ 3:24 マタテの子《こ》、レビの子《こ》、メルキの子《こ》、ヤンナイの子《こ》、ヨセフの子《こ》、ルカ 3:25 マタテヤの子《こ》、アモスの子《こ》、ナホムの子《こ》、エスリの子《こ》、ナンガイの子《こ》、ルカ 3:26 マハテの子《こ》、マタテヤの子《こ》、シメイの子《こ》、ヨセクの子《こ》、ヨダの子《こ》、ルカ 3:27 ヨハナンの子《こ》、レサの子《こ》、ゾロバベルの子《こ》、サラテルの子《こ》、ネリの子《こ》、ルカ 3:28 メルキの子《こ》、アデイの子《こ》、コサムの子《こ》、エルマダムの子《こ》、エルの子《こ》、ルカ 3:29 ヨシュアの子《こ》、エリエゼルの子《こ》、ヨリムの子《こ》、マタテの子《こ》、レビの子《こ》、ルカ 3:30 シメオンの子《こ》、ユダの子《こ》、ヨセフの子《こ》、ヨナムの子《こ》、エリヤキムの子《こ》、ルカ 3:31 メレヤの子《こ》、メナの子《こ》、マタタの子《こ》、ナタンの子《こ》、ダビデの子《こ》、ルカ 3:32 エッサイの子《こ》、オベデの子《こ》、ボアズの子《こ》、サラの子《こ》、ナアソンの子《こ》、ルカ 3:33 アミナダブの子《こ》、アデミンの子《こ》、アルニの子《こ》、エスロンの子《こ》、パレスの子《こ》、ユダの子《こ》、ルカ 3:34 ヤコブの子《こ》、イサクの子《こ》、アブラハムの子《こ》、テラの子《こ》、ナホルの子《こ》、ルカ 3:35 セルグの子《こ》、レウの子《こ》、ペレグの子《こ》、エベルの子《こ》、サラの子《こ》、ルカ 3:36 カイナンの子《こ》、アルパクサデの子《こ》、セムの子《こ》、ノアの子《こ》、ラメクの子《こ》、ルカ 3:37 メトセラの子《こ》、エノクの子《こ》、ヤレデの子《こ》、マハラレルの子《こ》、カイナンの子《こ》、ルカ 3:38 エノスの子《こ》、セツの子《こ》、アダムの子《こ》、このアダムは神《かみ》の子《こ》である。 3月08日ルカ 4 ルカ 4:1 さて、聖《せい》霊《れい》に満《み》ちたイエスは、ヨルダンから帰《かえ》られた。そして御《み》霊《たま》に導《みちび》かれて荒《あら》野《の》におり、ルカ 4:2 四十日《にち》間《かん》、悪《あく》魔《ま》の試《こころ》みに会《あ》われた。その間《あいだ》何《なに》も食《た》べず、その時《とき》が終《お》わると、空《くう》腹《ふく》を覚《おぼ》えられた。ルカ 4:3 そこで、悪《あく》魔《ま》はイエスに言《い》った。「あなたが神《かみ》の子《こ》なら、この石《いし》に、パンになれと言《い》いつけなさい。」ルカ 4:4 イエスは答《こた》えられた。「『人《ひと》はパンだけで生《い》きるのではない』と書《か》いてある。」ルカ 4:5 また、悪《あく》魔《ま》はイエスを連《つ》れて行《い》き、またたくまに世《せ》界《かい》の国《くに》々《ぐに》を全《ぜん》部《ぶ》見《み》せて、ルカ 4:6 こう言《い》った。「この、国《くに》々《ぐに》のいっさいの権《けん》力《りょく》と栄《えい》光《こう》とをあなたに差《さ》し上《あ》げましょう。それは私に任《まか》されているので、私がこれと思《おも》う人《ひと》に差《さ》し上《あ》げるのです。ルカ 4:7 ですから、もしあなたが私を拝《おが》むなら、すべてをあなたのものとしましょう。」ルカ 4:8 イエスは答《こた》えて言《い》われた。「『あなたの神《かみ》である主《しゅ》を拝《おが》み、主《しゅ》にだけ仕《つか》えなさい』と書《か》いてある。」ルカ 4:9 また、悪《あく》魔《ま》はイエスをエルサレムに連《つ》れて行《い》き、神《しん》殿《でん》の頂《いただき》に立《た》たせて、こう言《い》った。「あなたが神《かみ》の子《こ》なら、ここから飛《と》び降《お》りなさい。ルカ 4:10 『神《かみ》は、御《み》使《つか》いたちに命《めい》じてあなたを守《まも》らせる』とも、ルカ 4:11 『あなたの足《あし》が石《いし》に打《う》ち当《あ》たることのないように、彼《かれ》らの手《て》で、あなたをささえさせる』とも書《か》いてあるからです。」ルカ 4:12 するとイエスは答《こた》えて言《い》われた。「『あなたの神《かみ》である主《しゅ》を試《こころ》みてはならない』と言《い》われている。」ルカ 4:13 誘《ゆう》惑《わく》の手《て》を尽《つ》くしたあとで、悪《あく》魔《ま》はしばらくの間《あいだ》イエスから離《はな》れた。ルカ 4:14 イエスは御《み》霊《たま》の力《ちから》を帯《お》びてガリラヤに帰《かえ》られた。すると、その評《ひょう》判《ばん》が回《まわ》り一《いっ》帯《たい》に、くまなく広《ひろ》まった。ルカ 4:15 イエスは、彼《かれ》らの会《かい》堂《どう》で教《おし》え、みなの人《ひと》にあがめられた。ルカ 4:16 それから、イエスはご自《じ》分《ぶん》の育《そだ》ったナザレに行《い》き、いつものとおり安《あん》息《そく》日《にち》に会《かい》堂《どう》に入《はい》り、朗《ろう》読《どく》しようとして立《た》たれた。ルカ 4:17 すると、預《よ》言《げん》者《しゃ》イザヤの書《しょ》が手《て》渡《わた》されたので、その書《しょ》を開《ひら》いて、こう書《か》いてある所《ところ》を見《み》つけられた。ルカ 4:18 「わたしの上《うえ》に主《しゅ》の御《み》霊《たま》がおられる。主《しゅ》が、貧《まず》しい人《ひと》々《びと》に福《ふく》音《いん》を伝《つた》えるようにと、わたしに油《あぶら》をそそがれたのだから。主《しゅ》はわたしを遣《つか》わされた。捕《と》らわれ人《びと》には赦《しゃ》免《めん》を、盲《もう》人《じん》には目《め》の開《ひら》かれることを告《つ》げるために。しいたげられている人《ひと》々《びと》を自《じ》由《ゆう》にし、ルカ 4:19 主《しゅ》の恵《めぐ》みの年《とし》を告《つ》げ知《し》らせるために。」ルカ 4:20 イエスは書《しょ》を巻《ま》き、係《かか》りの者《もの》に渡《わた》してすわられた。会《かい》堂《どう》にいるみなの目《め》がイエスに注《そそ》がれた。ルカ 4:21 イエスは人《ひと》々《びと》にこう言《い》って話《はな》し始《はじ》められた。「きょう、聖《せい》書《しょ》のこのみことばが、あなたがたが聞《き》いたとおり実《じつ》現《げん》しました。」ルカ 4:22 みなイエスをほめ、その口《くち》から出《で》て来《く》る恵《めぐ》みのことばに驚《おどろ》いた。そしてまた、「この人《ひと》は、ヨセフの子《こ》ではないか」と彼《かれ》らは言《い》った。ルカ 4:23 イエスは言《い》われた。「きっとあなたがたは、『医《い》者《しゃ》よ。自《じ》分《ぶん》を直《なお》せ』というたとえを引《ひ》いて、カペナウムで行《おこな》われたと聞《き》いていることを、あなたの郷《きょう》里《り》のここでもしてくれ、と言《い》うでしょう。」ルカ 4:24 また、こう言《い》われた。「まことに、あなたがたに告《つ》げます。預《よ》言《げん》者《しゃ》はだれでも、自《じ》分《ぶん》の郷《きょう》里《り》では歓《かん》迎《げい》されません。ルカ 4:25 わたしが言《い》うのは真《しん》実《じつ》のことです。エリヤの時《じ》代《だい》に、三年《ねん》六か月《げつ》の間《あいだ》天《てん》が閉《と》じて、全《ぜん》国《こく》に大《だい》ききんが起《お》こったとき、イスラエルにもやもめは多《おお》くいたが、ルカ 4:26 エリヤはだれのところにも遣《つか》わされず、シドンのサレプタにいたやもめ女《おんな》にだけ遣《つか》わされたのです。ルカ 4:27 また、預《よ》言《げん》者《しゃ》エリシャのときに、イスラエルには、ツァラアトに冒《おか》された人《ひと》がたくさんいたが、そのうちのだれもきよめられないで、シリヤ人《じん》ナアマンだけがきよめられました。」ルカ 4:28 これらのことを聞《き》くと、会《かい》堂《どう》にいた人《ひと》たちはみな、ひどく怒《いか》り、ルカ 4:29 立《た》ち上《あ》がってイエスを町《まち》の外《そと》に追《お》い出《だ》し、町《まち》が立《た》っていた丘《おか》のがけのふちまで連《つ》れて行《い》き、そこから投《な》げ落《お》とそうとした。ルカ 4:30 しかしイエスは、彼《かれ》らの真《ま》ん中《なか》を通《とお》り抜《ぬ》けて、行《い》ってしまわれた。ルカ 4:31 それからイエスは、ガリラヤの町《まち》カペナウムに下《くだ》られた。そして、安《あん》息《そく》日《にち》ごとに、人《ひと》々《びと》を教《おし》えられた。ルカ 4:32 人《ひと》々《びと》は、その教《おし》えに驚《おどろ》いた。そのことばに権《けん》威《い》があったからである。ルカ 4:33 また、会《かい》堂《どう》に、汚《けが》れた悪《あく》霊《れい》につかれた人《ひと》がいて、大《おお》声《ごえ》でわめいた。ルカ 4:34 「ああ、ナザレ人《じん》のイエス。いったい私たちに何《なに》をしようというのです。あなたは私たちを滅《ほろ》ぼしに来《き》たのでしょう。私はあなたがどなたか知《し》っています。神《かみ》の聖《せい》者《じゃ》です。」ルカ 4:35 イエスは彼《かれ》をしかって、「黙《だま》れ。その人《ひと》から出《で》て行《い》け」と言《い》われた。するとその悪《あく》霊《れい》は人《ひと》々《びと》の真《ま》ん中《なか》で、その人《ひと》を投《な》げ倒《たお》して出《で》て行《い》ったが、その人《ひと》は別《べつ》に何《なん》の害《がい》も受《う》けなかった。ルカ 4:36 人《ひと》々《びと》はみな驚《おどろ》いて、互《たが》いに話《はな》し合《あ》った。「今《いま》のおことばはどうだ。権《けん》威《い》と力《ちから》とでお命《めい》じになったので、汚《けが》れた霊《れい》でも出《で》て行《い》ったのだ。」ルカ 4:37 こうしてイエスのうわさは、回《まわ》りの地《ち》方《ほう》の至《いた》る所《ところ》に広《ひろ》まった。ルカ 4:38 イエスは立《た》ち上《あ》がって会《かい》堂《どう》を出《で》て、シモンの家《いえ》に入《はい》られた。すると、シモンのしゅうとめが、ひどい熱《ねつ》で苦《くる》しんでいた。人《ひと》々《びと》は彼《かの》女《じょ》のためにイエスにお願《ねが》いした。ルカ 4:39 イエスがその枕《まくら》もとに来《き》て、熱《ねつ》をしかりつけられると、熱《ねつ》がひき、彼《かの》女《じょ》はすぐに立《た》ち上《あ》がって彼《かれ》らをもてなし始《はじ》めた。ルカ 4:40 日《ひ》が暮《く》れると、いろいろな病《びょう》気《き》で弱《よわ》っている者《もの》をかかえた人《ひと》たちがみな、その病《びょう》人《にん》をみもとに連《つ》れて来《き》た。イエスは、ひとりひとりに手《て》を置《お》いて、いやされた。ルカ 4:41 また、悪《あく》霊《れい》どもも、「あなたこそ神《かみ》の子《こ》です」と大《おお》声《ごえ》で叫《さけ》びながら、多《おお》くの人《ひと》から出《で》て行《い》った。イエスは、悪《あく》霊《れい》どもをしかって、ものを言《い》うのをお許《ゆる》しにならなかった。彼《かれ》らはイエスがキリストであることを知《し》っていたからである。ルカ 4:42 朝《あさ》になって、イエスは寂《さび》しい所《ところ》に出《で》て行《い》かれた。群《ぐん》衆《しゅう》は、イエスを捜《さが》し回《まわ》って、みもとに来《く》ると、イエスが自《じ》分《ぶん》たちから離《はな》れて行《い》かないよう引《ひ》き止《と》めておこうとした。ルカ 4:43 しかしイエスは、彼《かれ》らにこう言《い》われた。「ほかの町《まち》々《まち》にも、どうしても神《かみ》の国《くに》の福《ふく》音《いん》を宣《の》べ伝《つた》えなければなりません。わたしは、そのために遣《つか》わされたのですから。」ルカ 4:44 そしてユダヤの諸《しょ》会《かい》堂《どう》で、福《ふく》音《いん》を告《つ》げ知《し》らせておられた。 3月09日ルカ 5 ルカ 4:1 さて、聖《せい》霊《れい》に満《み》ちたイエスは、ヨルダンから帰《かえ》られた。そして御《み》霊《たま》に導《みちび》かれて荒《あら》野《の》におり、ルカ 4:2 四十日《にち》間《かん》、悪《あく》魔《ま》の試《こころ》みに会《あ》われた。その間《あいだ》何《なに》も食《た》べず、その時《とき》が終《お》わると、空《くう》腹《ふく》を覚《おぼ》えられた。ルカ 4:3 そこで、悪《あく》魔《ま》はイエスに言《い》った。「あなたが神《かみ》の子《こ》なら、この石《いし》に、パンになれと言《い》いつけなさい。」ルカ 4:4 イエスは答《こた》えられた。「『人《ひと》はパンだけで生《い》きるのではない』と書《か》いてある。」ルカ 4:5 また、悪《あく》魔《ま》はイエスを連《つ》れて行《い》き、またたくまに世《せ》界《かい》の国《くに》々《ぐに》を全《ぜん》部《ぶ》見《み》せて、ルカ 4:6 こう言《い》った。「この、国《くに》々《ぐに》のいっさいの権《けん》力《りょく》と栄《えい》光《こう》とをあなたに差《さ》し上《あ》げましょう。それは私に任《まか》されているので、私がこれと思《おも》う人《ひと》に差《さ》し上《あ》げるのです。ルカ 4:7 ですから、もしあなたが私を拝《おが》むなら、すべてをあなたのものとしましょう。」ルカ 4:8 イエスは答《こた》えて言《い》われた。「『あなたの神《かみ》である主《しゅ》を拝《おが》み、主《しゅ》にだけ仕《つか》えなさい』と書《か》いてある。」ルカ 4:9 また、悪《あく》魔《ま》はイエスをエルサレムに連《つ》れて行《い》き、神《しん》殿《でん》の頂《いただき》に立《た》たせて、こう言《い》った。「あなたが神《かみ》の子《こ》なら、ここから飛《と》び降《お》りなさい。ルカ 4:10 『神《かみ》は、御《み》使《つか》いたちに命《めい》じてあなたを守《まも》らせる』とも、ルカ 4:11 『あなたの足《あし》が石《いし》に打《う》ち当《あ》たることのないように、彼《かれ》らの手《て》で、あなたをささえさせる』とも書《か》いてあるからです。」ルカ 4:12 するとイエスは答《こた》えて言《い》われた。「『あなたの神《かみ》である主《しゅ》を試《こころ》みてはならない』と言《い》われている。」ルカ 4:13 誘《ゆう》惑《わく》の手《て》を尽《つ》くしたあとで、悪《あく》魔《ま》はしばらくの間《あいだ》イエスから離《はな》れた。ルカ 4:14 イエスは御《み》霊《たま》の力《ちから》を帯《お》びてガリラヤに帰《かえ》られた。すると、その評《ひょう》判《ばん》が回《まわ》り一《いっ》帯《たい》に、くまなく広《ひろ》まった。ルカ 4:15 イエスは、彼《かれ》らの会《かい》堂《どう》で教《おし》え、みなの人《ひと》にあがめられた。ルカ 4:16 それから、イエスはご自《じ》分《ぶん》の育《そだ》ったナザレに行《い》き、いつものとおり安《あん》息《そく》日《にち》に会《かい》堂《どう》に入《はい》り、朗《ろう》読《どく》しようとして立《た》たれた。ルカ 4:17 すると、預《よ》言《げん》者《しゃ》イザヤの書《しょ》が手《て》渡《わた》されたので、その書《しょ》を開《ひら》いて、こう書《か》いてある所《ところ》を見《み》つけられた。ルカ 4:18 「わたしの上《うえ》に主《しゅ》の御《み》霊《たま》がおられる。主《しゅ》が、貧《まず》しい人《ひと》々《びと》に福《ふく》音《いん》を伝《つた》えるようにと、わたしに油《あぶら》をそそがれたのだから。主《しゅ》はわたしを遣《つか》わされた。捕《と》らわれ人《びと》には赦《しゃ》免《めん》を、盲《もう》人《じん》には目《め》の開《ひら》かれることを告《つ》げるために。しいたげられている人《ひと》々《びと》を自《じ》由《ゆう》にし、ルカ 4:19 主《しゅ》の恵《めぐ》みの年《とし》を告《つ》げ知《し》らせるために。」ルカ 4:20 イエスは書《しょ》を巻《ま》き、係《かか》りの者《もの》に渡《わた》してすわられた。会《かい》堂《どう》にいるみなの目《め》がイエスに注《そそ》がれた。ルカ 4:21 イエスは人《ひと》々《びと》にこう言《い》って話《はな》し始《はじ》められた。「きょう、聖《せい》書《しょ》のこのみことばが、あなたがたが聞《き》いたとおり実《じつ》現《げん》しました。」ルカ 4:22 みなイエスをほめ、その口《くち》から出《で》て来《く》る恵《めぐ》みのことばに驚《おどろ》いた。そしてまた、「この人《ひと》は、ヨセフの子《こ》ではないか」と彼《かれ》らは言《い》った。ルカ 4:23 イエスは言《い》われた。「きっとあなたがたは、『医《い》者《しゃ》よ。自《じ》分《ぶん》を直《なお》せ』というたとえを引《ひ》いて、カペナウムで行《おこな》われたと聞《き》いていることを、あなたの郷《きょう》里《り》のここでもしてくれ、と言《い》うでしょう。」ルカ 4:24 また、こう言《い》われた。「まことに、あなたがたに告《つ》げます。預《よ》言《げん》者《しゃ》はだれでも、自《じ》分《ぶん》の郷《きょう》里《り》では歓《かん》迎《げい》されません。ルカ 4:25 わたしが言《い》うのは真《しん》実《じつ》のことです。エリヤの時《じ》代《だい》に、三年《ねん》六か月《げつ》の間《あいだ》天《てん》が閉《と》じて、全《ぜん》国《こく》に大《だい》ききんが起《お》こったとき、イスラエルにもやもめは多《おお》くいたが、ルカ 4:26 エリヤはだれのところにも遣《つか》わされず、シドンのサレプタにいたやもめ女《おんな》にだけ遣《つか》わされたのです。ルカ 4:27 また、預《よ》言《げん》者《しゃ》エリシャのときに、イスラエルには、ツァラアトに冒《おか》された人《ひと》がたくさんいたが、そのうちのだれもきよめられないで、シリヤ人《じん》ナアマンだけがきよめられました。」ルカ 4:28 これらのことを聞《き》くと、会《かい》堂《どう》にいた人《ひと》たちはみな、ひどく怒《いか》り、ルカ 4:29 立《た》ち上《あ》がってイエスを町《まち》の外《そと》に追《お》い出《だ》し、町《まち》が立《た》っていた丘《おか》のがけのふちまで連《つ》れて行《い》き、そこから投《な》げ落《お》とそうとした。ルカ 4:30 しかしイエスは、彼《かれ》らの真《ま》ん中《なか》を通《とお》り抜《ぬ》けて、行《い》ってしまわれた。ルカ 4:31 それからイエスは、ガリラヤの町《まち》カペナウムに下《くだ》られた。そして、安《あん》息《そく》日《にち》ごとに、人《ひと》々《びと》を教《おし》えられた。ルカ 4:32 人《ひと》々《びと》は、その教《おし》えに驚《おどろ》いた。そのことばに権《けん》威《い》があったからである。ルカ 4:33 また、会《かい》堂《どう》に、汚《けが》れた悪《あく》霊《れい》につかれた人《ひと》がいて、大《おお》声《ごえ》でわめいた。ルカ 4:34 「ああ、ナザレ人《じん》のイエス。いったい私たちに何《なに》をしようというのです。あなたは私たちを滅《ほろ》ぼしに来《き》たのでしょう。私はあなたがどなたか知《し》っています。神《かみ》の聖《せい》者《じゃ》です。」ルカ 4:35 イエスは彼《かれ》をしかって、「黙《だま》れ。その人《ひと》から出《で》て行《い》け」と言《い》われた。するとその悪《あく》霊《れい》は人《ひと》々《びと》の真《ま》ん中《なか》で、その人《ひと》を投《な》げ倒《たお》して出《で》て行《い》ったが、その人《ひと》は別《べつ》に何《なん》の害《がい》も受《う》けなかった。ルカ 4:36 人《ひと》々《びと》はみな驚《おどろ》いて、互《たが》いに話《はな》し合《あ》った。「今《いま》のおことばはどうだ。権《けん》威《い》と力《ちから》とでお命《めい》じになったので、汚《けが》れた霊《れい》でも出《で》て行《い》ったのだ。」ルカ 4:37 こうしてイエスのうわさは、回《まわ》りの地《ち》方《ほう》の至《いた》る所《ところ》に広《ひろ》まった。ルカ 4:38 イエスは立《た》ち上《あ》がって会《かい》堂《どう》を出《で》て、シモンの家《いえ》に入《はい》られた。すると、シモンのしゅうとめが、ひどい熱《ねつ》で苦《くる》しんでいた。人《ひと》々《びと》は彼《かの》女《じょ》のためにイエスにお願《ねが》いした。ルカ 4:39 イエスがその枕《まくら》もとに来《き》て、熱《ねつ》をしかりつけられると、熱《ねつ》がひき、彼《かの》女《じょ》はすぐに立《た》ち上《あ》がって彼《かれ》らをもてなし始《はじ》めた。ルカ 4:40 日《ひ》が暮《く》れると、いろいろな病《びょう》気《き》で弱《よわ》っている者《もの》をかかえた人《ひと》たちがみな、その病《びょう》人《にん》をみもとに連《つ》れて来《き》た。イエスは、ひとりひとりに手《て》を置《お》いて、いやされた。ルカ 4:41 また、悪《あく》霊《れい》どもも、「あなたこそ神《かみ》の子《こ》です」と大《おお》声《ごえ》で叫《さけ》びながら、多《おお》くの人《ひと》から出《で》て行《い》った。イエスは、悪《あく》霊《れい》どもをしかって、ものを言《い》うのをお許《ゆる》しにならなかった。彼《かれ》らはイエスがキリストであることを知《し》っていたからである。ルカ 4:42 朝《あさ》になって、イエスは寂《さび》しい所《ところ》に出《で》て行《い》かれた。群《ぐん》衆《しゅう》は、イエスを捜《さが》し回《まわ》って、みもとに来《く》ると、イエスが自《じ》分《ぶん》たちから離《はな》れて行《い》かないよう引《ひ》き止《と》めておこうとした。ルカ 4:43 しかしイエスは、彼《かれ》らにこう言《い》われた。「ほかの町《まち》々《まち》にも、どうしても神《かみ》の国《くに》の福《ふく》音《いん》を宣《の》べ伝《つた》えなければなりません。わたしは、そのために遣《つか》わされたのですから。」ルカ 4:44 そしてユダヤの諸《しょ》会《かい》堂《どう》で、福《ふく》音《いん》を告《つ》げ知《し》らせておられた。 3月10日ルカ 6 ルカ 6:1 ある安《あん》息《そく》日《にち》に、イエスが麦《むぎ》畑《ばたけ》を通《とお》っておられたとき、弟《で》子《し》たちは麦《むぎ》の穂《ほ》を摘《つ》んで、手《て》でもみ出《だ》しては食《た》べていた。ルカ 6:2 すると、あるパリサイ人《びと》たちが言《い》った。「なぜ、あなたがたは、安《あん》息《そく》日《にち》にしてはならないことをするのですか。」ルカ 6:3 イエスは彼《かれ》らに答《こた》えて言《い》われた。「あなたがたは、ダビデが連《つ》れの者《もの》といっしょにいて、ひもじかったときにしたことを読《よ》まなかったのですか。ルカ 6:4 ダビデは神《かみ》の家《いえ》に入《はい》って、祭《さい》司《し》以《い》外《がい》の者《もの》はだれも食《た》べてはならない供《そな》えのパンを取《と》って、自《じ》分《ぶん》も食《た》べたし、供《とも》の者《もの》にも与《あた》えたではありませんか。」ルカ 6:5 そして、彼《かれ》らに言《い》われた。「人《ひと》の子《こ》は、安《あん》息《そく》日《にち》の主《しゅ》です。」ルカ 6:6 別《べつ》の安《あん》息《そく》日《にち》に、イエスは会《かい》堂《どう》に入《はい》って教《おし》えておられた。そこに、右《みぎ》手《て》のなえた人《ひと》がいた。ルカ 6:7 そこで律《りっ》法《ぽう》学《がく》者《しゃ》、パリサイ人《びと》たちは、イエスが安《あん》息《そく》日《にち》に人《ひと》を直《なお》すかどうか、じっと見《み》ていた。彼《かれ》を訴《うった》える口《こう》実《じつ》を見《み》つけるためであった。ルカ 6:8 イエスは彼《かれ》らの考《かんが》えをよく知《し》っておられた。それで、手《て》のなえた人《ひと》に、「立《た》って、真《ま》ん中《なか》に出《で》なさい」と言《い》われた。その人《ひと》は、起《お》き上《あ》がって、そこに立《た》った。ルカ 6:9 イエスは人《ひと》々《びと》に言《い》われた。「あなたがたに聞《き》きますが、安《あん》息《そく》日《にち》にしてよいのは、善《ぜん》を行《おこな》うことなのか、それとも悪《あく》を行《おこな》うことなのか。いのちを救《すく》うことなのか、それとも失《うしな》うことなのか、どうですか。」ルカ 6:10 そして、みなの者《もの》を見《み》回《まわ》してから、その人《ひと》に、「手《て》を伸《の》ばしなさい」と言《い》われた。そのとおりにすると、彼《かれ》の手《て》は元《もと》どおりになった。ルカ 6:11 すると彼《かれ》らはすっかり分《ふん》別《べつ》を失《うしな》ってしまって、イエスをどうしてやろうかと話《はな》し合《あ》った。ルカ 6:12 このころ、イエスは祈《いの》るために山《やま》に行《い》き、神《かみ》に祈《いの》りながら夜《よ》を明《あ》かされた。ルカ 6:13 夜《よ》明《あ》けになって、弟《で》子《し》たちを呼《よ》び寄《よ》せ、その中《なか》から十二人《にん》を選《えら》び、彼《かれ》らに使《し》徒《と》という名《な》をつけられた。ルカ 6:14 すなわち、ペテロという名《な》をいただいたシモンとその兄《きょう》弟《だい》アンデレ、ヤコブとヨハネ、ピリポとバルトロマイ、ルカ 6:15 マタイとトマス、アルパヨの子《こ》ヤコブと熱《ねっ》心《しん》党《とう》員《いん》と呼《よ》ばれるシモン、ルカ 6:16 ヤコブの子《こ》ユダとイエスを裏《うら》切《ぎ》ったイスカリオテ・ユダである。ルカ 6:17 それから、イエスは、彼《かれ》らとともに山《やま》を下《くだ》り、平《たい》らな所《ところ》にお立《た》ちになったが、多《おお》くの弟《で》子《し》たちの群《む》れや、ユダヤ全《ぜん》土《ど》、エルサレム、さてはツロやシドンの海《うみ》べから来《き》た大《おお》ぜいの民《みん》衆《しゅう》がそこにいた。ルカ 6:18 イエスの教《おし》えを聞《き》き、また病《びょう》気《き》を直《なお》していただくために来《き》た人《ひと》々《びと》である。また、汚《けが》れた霊《れい》に悩《なや》まされていた人《ひと》たちもいやされた。ルカ 6:19 群《ぐん》衆《しゅう》のだれもが何《なん》とかしてイエスにさわろうとしていた。大《おお》きな力《ちから》がイエスから出《で》て、すべての人《ひと》をいやしたからである。ルカ 6:20 イエスは目《め》を上《あ》げて弟《で》子《し》たちを見《み》つめながら、話《はな》しだされた。「貧《まず》しい者《もの》は幸《さいわ》いです。神《かみ》の国《くに》はあなたがたのものだから。ルカ 6:21 いま飢《う》えている者《もの》は幸《さいわ》いです。やがてあなたがたは満《み》ち足《た》りるから。いま泣《な》く者《もの》は幸《さいわ》いです。やがてあなたがたは笑《わら》うから。ルカ 6:22 人《ひと》の子《こ》のため、人《ひと》々《びと》があなたがたを憎《にく》むとき、あなたがたを除《じょ》名《めい》し、辱《はずかし》め、あなたがたの名《な》をあしざまにけなすとき、あなたがたは幸《さいわ》いです。ルカ 6:23 その日《ひ》には喜《よろこ》びなさい、おどり上《あ》がって喜《よろこ》びなさい。天《てん》ではあなたがたの報《むく》いは大《おお》きいから。彼《かれ》らの父《ふ》祖《そ》たちも、預《よ》言《げん》者《しゃ》たちに同《おな》じことをしたのです。ルカ 6:24 しかし、あなたがた富《と》む者《もの》は哀《あわ》れです。慰《なぐさ》めをすでに受《う》けているから。ルカ 6:25 いま食《た》べ飽《あ》きているあなたがたは哀《あわ》れです。やがて飢《う》えるようになるから。いま笑《わら》うあなたがたは哀《あわ》れです。やがて悲《かな》しみ泣《な》くようになるから。ルカ 6:26 みなの人《ひと》がほめるとき、あなたがたは哀《あわ》れです。彼《かれ》らの父《ふ》祖《そ》たちも、にせ預《よ》言《げん》者《しゃ》たちに同《おな》じことをしたのです。ルカ 6:27 しかし、いま聞《き》いているあなたがたに、わたしはこう言《い》います。あなたの敵《てき》を愛《あい》しなさい。あなたを憎《にく》む者《もの》に善《ぜん》を行《おこな》いなさい。ルカ 6:28 あなたをのろう者《もの》を祝《しゅく》福《ふく》しなさい。あなたを侮《ぶ》辱《じょく》する者《もの》のために祈《いの》りなさい。ルカ 6:29 あなたの片《かた》方《ほう》の頬《ほお》を打《う》つ者《もの》には、ほかの頬《ほお》をも向《む》けなさい。上《うわ》着《ぎ》を奪《うば》い取《と》る者《もの》には、下《した》着《ぎ》も拒《こば》んではいけません。ルカ 6:30 すべて求《もと》める者《もの》には与《あた》えなさい。奪《うば》い取《と》る者《もの》からは取《と》り戻《もど》してはいけません。ルカ 6:31 自《じ》分《ぶん》にしてもらいたいと望《のぞ》むとおり、人《ひと》にもそのようにしなさい。ルカ 6:32 自《じ》分《ぶん》を愛《あい》する者《もの》を愛《あい》したからといって、あなたがたに何《なん》の良《よ》いところがあるでしょう。罪《つみ》人《びと》たちでさえ、自《じ》分《ぶん》を愛《あい》する者《もの》を愛《あい》しています。ルカ 6:33 自《じ》分《ぶん》に良《よ》いことをしてくれる者《もの》に良《よ》いことをしたからといって、あなたがたに何《なん》の良《よ》いところがあるでしょう。罪《つみ》人《びと》たちでさえ、同《おな》じことをしています。ルカ 6:34 返《かえ》してもらうつもりで人《ひと》に貸《か》してやったからといって、あなたがたに何《なん》の良《よ》いところがあるでしょう。貸《か》した分《ぶん》を取《と》り返《かえ》すつもりなら、罪《つみ》人《びと》たちでさえ、罪《つみ》人《びと》たちに貸《か》しています。ルカ 6:35 ただ、自《じ》分《ぶん》の敵《てき》を愛《あい》しなさい。彼《かれ》らによくしてやり、返《かえ》してもらうことを考《かんが》えずに貸《か》しなさい。そうすれば、あなたがたの受《う》ける報《むく》いはすばらしく、あなたがたは、いと高《たか》き方《かた》の子《こ》どもになれます。なぜなら、いと高《たか》き方《かた》は、恩《おん》知《し》らずの悪《あく》人《にん》にも、あわれみ深《ぶか》いからです。ルカ 6:36 あなたがたの天《てん》の父《ちち》があわれみ深《ぶか》いように、あなたがたも、あわれみ深《ぶか》くしなさい。ルカ 6:37 さばいてはいけません。そうすれば、自《じ》分《ぶん》もさばかれません。人《ひと》を罪《つみ》に定《さだ》めてはいけません。そうすれば、自《じ》分《ぶん》も罪《つみ》に定《さだ》められません。赦《ゆる》しなさい。そうすれば、自《じ》分《ぶん》も赦《ゆる》されます。ルカ 6:38 与《あた》えなさい。そうすれば、自《じ》分《ぶん》も与《あた》えられます。人《ひと》々《びと》は量《はか》りをよくして、押《お》しつけ、揺《ゆ》すり入《い》れ、あふれるまでにして、ふところに入《い》れてくれるでしょう。あなたがたは、人《ひと》を量《はか》る量《はか》りで、自《じ》分《ぶん》も量《はか》り返《かえ》してもらうからです。」ルカ 6:39 イエスはまた一つのたとえを話《はな》された。「いったい、盲《もう》人《じん》に盲《もう》人《じん》の手《て》引《び》きができるでしょうか。ふたりとも穴《あな》に落《お》ち込《こ》まないでしょうか。ルカ 6:40 弟《で》子《し》は師《し》以《い》上《じょう》には出《で》られません。しかし十《じゅう》分《ぶん》訓《くん》練《れん》を受《う》けた者《もの》はみな、自《じ》分《ぶん》の師《し》ぐらいにはなるのです。ルカ 6:41 あなたは、兄《きょう》弟《だい》の目《め》にあるちりが見《み》えながら、どうして自《じ》分《ぶん》の目《め》にある梁《はり》には気《き》がつかないのですか。ルカ 6:42 自《じ》分《ぶん》の目《め》にある梁《はり》が見《み》えずに、どうして兄《きょう》弟《だい》に、『兄《きょう》弟《だい》。あなたの目《め》のちりを取《と》らせてください』と言《い》えますか。偽《ぎ》善《ぜん》者《しゃ》たち。まず自《じ》分《ぶん》の目《め》から梁《はり》を取《と》りのけなさい。そうしてこそ、兄《きょう》弟《だい》の目《め》のちりがはっきり見《み》えて、取《と》りのけることができるのです。ルカ 6:43 悪《わる》い実《み》を結《むす》ぶ良《よ》い木《き》はないし、良《よ》い実《み》を結《むす》ぶ悪《わる》い木《き》もありません。ルカ 6:44 木《き》はどれでも、その実《み》によってわかるものです。いばらからいちじくは取《と》れず、野《の》ばらからぶどうを集《あつ》めることはできません。ルカ 6:45 良《よ》い人《ひと》は、その心《こころ》の良《よ》い倉《くら》から良《よ》い物《もの》を出《だ》し、悪《わる》い人《ひと》は、悪《わる》い倉《くら》から悪《わる》い物《もの》を出《だ》します。なぜなら人《ひと》の口《くち》は、心《こころ》に満《み》ちているものを話《はな》すからです。ルカ 6:46 なぜ、わたしを『主《しゅ》よ、主《しゅ》よ』と呼《よ》びながら、わたしの言《い》うことを行《おこな》わないのですか。ルカ 6:47 わたしのもとに来《き》て、わたしのことばを聞《き》き、それを行《おこな》う人《ひと》たちがどんな人《ひと》に似《に》ているか、あなたがたに示《しめ》しましょう。ルカ 6:48 その人《ひと》は、地《じ》面《めん》を深《ふか》く掘《ほ》り下《さ》げ、岩《いわ》の上《うえ》に土《ど》台《だい》を据《す》えて、それから家《いえ》を建《た》てた人《ひと》に似《に》ています。洪《こう》水《ずい》になり、川《かわ》の水《みず》がその家《いえ》に押《お》し寄《よ》せたときも、しっかり建《た》てられていたから、びくともしませんでした。ルカ 6:49 聞《き》いても実《じっ》行《こう》しない人《ひと》は、土《ど》台《だい》なしで地《じ》面《めん》に家《いえ》を建《た》てた人《ひと》に似《に》ています。川《かわ》の水《みず》が押《お》し寄《よ》せると、家《いえ》は一ぺんに倒《たお》れてしまい、そのこわれ方《かた》はひどいものとなりました。」 prev Today next